国内活動〜里山保全活動

活動地紹介

東京都心部からわずか1時間。千葉県姉ヶ崎市に残された里山があります。

東京湾臨海部には火力発電所やコンビナートが建ち並ぶ、千葉県袖ヶ浦市。海沿いを走る内房線から少し内陸に入った所にあるのが、里山保全活動地の川原井地区です。かつては里山が点在した農村地帯でしたが、平地は都市化で工場や住宅地が広がり、里山が点在した丘陵地は、ゴルフ場や採土場、果ては廃棄物処分場となって急速に姿を変えていきました。我々の活動地は、そんな開発の波に今にも飲み込まれそうな谷間の小さな田んぼで、上総地方では「谷津田」と呼びます。  地域のお寺「真光寺」が主催する「上総自然学校」の地域再生・環境保全活動。目的は、大月川源流域の七つの谷に耕作放棄された谷津田を再開墾し、乱開発を抑止すると共に、有機・無農薬で米を育て、地域の環境を守りながら食を作ることに携わり、安心して食べるありがたみを多くの参加者に伝えることです。また、里山の稀少な生態の再生・保全にも繋がり、源流域での無農薬水田は、下流域まで綺麗なまま水を流すことにもなります。昔は全て当たり前であった自然と循環。現在は、経済性と利便性を追求した結果、断ち切られ、顧みられることもなくなってしまいました。しかし、それらを楽しみながらできる範囲でやってみる。こうした、身近な自然や農林業に対して、今の時代にあった関わり方を参加者のみんなで考えてみようというのが、この里山再生・保全活動の趣旨です。それは、中国での砂漠緑化活動の趣旨と同じく、人と自然の関わり方を見つめ直すことに他なりません。フィールドが国内になっただけで、活動の神髄は同じです。そこで、当会も2005年から緑化隊OBや会員に参加を呼びかけ、活動に参画しています。

(左)真光寺旧本堂。昔ながらの地域コミュニティの中心、お寺が活躍。

(右)お寺のすぐ裏手では、採土場が。この土砂は主に羽田空港拡張の埋め立てに使われているとのこと。