ボランティアツアー

作業(3)育生

緑化作業の真のメインはこの「育生作業」。植えた後はひたすらこれらの管理が続きます。ツアーでも季節や場所に応じた育生作業をしていただきます。

●植えた後の事後管理に当たる「育生・管理作業」

植栽、、灌水、治砂作業と紹介してきましたが、実は最も労力と時間がかかるのが、これから紹介する管理作業です。植えるのは一瞬、育てるのは永遠・・・子育てのようですね。


(1)剪定作業

ポプラやマツなどの高木は、限られた養分や水分を高く伸ばすために使えるように、下から生えてきた枝や地下茎を切除します。これを、剪定(センテイ)作業といいます。樹高の1/3程度までの枝をハサミやノコギリで切り落としていきます。盆栽のようで、ハマル方が多いです。


樹高の低い木は、最初に枝を落とす1/3の高さの検討を付けておきます。これをしないと、気がついたら丸裸にしてしまっている方も・・・。見当がついたら枝を切り始めます。


幹に近いところから切り落とすことが大切。凸凹してしまうと樹皮が切り口を覆うことが出来なくなり、そこから水分が蒸発してしまいます。コツは、幹に挟みの右側を当てて、左手で下にはたきます。枝と幹の裂け目にハサミの刃を入れてやると意外にあっさり切れます。「左を制する物は剪定を制す」。切り終わった木陰にて休憩。散髪の後のようにさっぱりしています。


(2)除伐・間伐作業

苗木は、競い合うことで上へ、上へと伸びていきます。また生存率を考えてかなり多めに植えています。これを、人工的に間引いて生長を促進するのが間伐です。ポプラの場合、植栽地が平坦で全て植えた場合、ヘクタール当たり3000本を植えますが、最終的には500〜1000本程度にまで数を減らします。そのほとんどが、間伐による調整です。こうして林間に光を入れ、下草や灌木の生長を促し、また一本一本の立木を大きく育てることで、健全な森の生長と、材にした場合の価値を上げる大切な作業です。


(3)除草作業

柵で囲われて保護された土地で苗木を植えると、どうしても自然に生えてきた雑草に生存競争で負けてしまいます。樹木を植えるのは、草よりも高い防風林を造ることが主目的なので、苗が雑草に負けないように根を張るまでは、周辺の雑草を刈り除きます。砂漠緑化に来て草刈りをするとは意外かも知れませんが、とても大切な作業です。


(4)灌水作業

植栽直後の水かけを始め、乾期には定期的に苗に水を撒きます。植根が地下水まで達する植栽後3年程度までは、この作業が続きます。緑化地には、植栽状態に応じて井戸が掘ってあります。ここからポンプアップして、水を撒きます。地元の人は、ホースで直接撒きますが、緑化隊では手渡しのバケツリレー。苗木一本に一杯ずつまいていきます。リレーにはチームワークが大切。かけ声と共に水と気持ちを苗に運びましょう!空バケツの回収も大切。送りっぱなしでは水が回せませんからね。


緑化地には深さ約20mの井戸が掘ってあります。ポンプで汲み上げた水を大きなポリバケツにいちど溜めて、そこから小さなゴムバケツで水をくみ出していきます。ほら、これはこぼしすぎ!丁寧に愛情を込めて運んでください!!




バケツはドンドン奥に運んでいきます。奥から一本の苗につきバケツ一杯。途中でこぼしすぎると二杯まくことになります!




潅水作業は、緑化隊の名物作業。これを経験すると隊の一体感が高まること間違いなしです。さて作業はまだまだ他にも沢山あります。こちらへどうぞ!