砂漠緑化活動〜緑化の進め方

まとめ

ホルチンが短い秋を終えた頃、スタッフは事業評価や次年度の準備に大忙し。オフシーズンはありません。

一年間とり続けたデータや情報を分析し、事業評価や報告書を作成するのが11月下旬から3月までになります。屋外は連日氷点下の極寒が続きますから、屋内での作業がほとんどとなります。次年度の計画もこの時期に策定し、4月からの事業に備えます。


(1)データ集計

各種調査データや画像をまとめ、報告書作成の準備を行います。データは主に緑化地管理部が取ってきますが、これをデータベース化し、分析するのは情報部の役割です。

(2)報告書作成

ユニットオーナー向けの報告書を作成します。これまでの季節に収集した様々なデータや定点画像などに加え、エリア別の進捗状況や当年度の総括、次年度の作業予定などを報告します。ちなみに報告は着工から10年間行いますので、かなりの量になります。

 

(3)新規緑化地発掘

主に緑化地管理部が収集・蓄積している、着手地近隣の農村の情報や土地状況を分析し、新たに着手する対象地・農村を精査します。具体的な面積や内容よりも、対象村落の雰囲気や村幹部の熱意、理解などを重視し、長期的にパートナーとして事業が行える対象村落を決定します。右の画像は、村長が村人に緑化事業の概要を説明している場面です。窓口となる村幹部と我々の関係や、彼らの村に於ける信用力が、新しい緑化地を決める鍵となります。

 

(4)緑化事業計画の策定・予算立案

緑化事業の計画は、オンシーズンに収集した情報を元に、秋から翌春までのオフシーズンに行います。通常、現地事務所の緑化地管理部スタッフが、担当するエリアに於ける緑化計画のたたき台を立案・作成します。計画は、まず対象集落の労働力や住民の参加意欲、熱意、ニーズ、当会の緑化活動に対する理解(現状から将来的な予想も含め)を考慮し、長期計画を作成します。更に、日本の本部で受け付けているユニットオーナーや緑化隊の規模に応じて段階的な着工年数を確定していきます。更に、土地状況や過去の植生ヒアリングに応じ、初期植栽である防風防砂林や植被向上の植栽・播種計画を立案します。その後、理事会などによって総合的な緑化計画をすりあわせ、総会での決議を経て着工となります。現地では、その間頻繁に対象集落に足を運び、村幹部との意見交換や情報収集、住民への周知を経て総会での議決後、村及び住民と契約を経て4月初頭から計画が実施に移ります。普段現場を走り回っているスタッフも、この時期はパソコンの前で慣れない仕事に四苦八苦しています。