砂漠緑化活動〜緑化の進め方

管理・育生

灌水の他にも多くの作業があります。主に夏場に行う作業を紹介します。

ホルチンでは、通常6月下旬から8月いっぱいが雨季にあたります。年間雨量の8割がこの時期に降ります。そこで、雨を狙って様々な作業を行います。

 

(1)松の植栽

松は、常緑樹で小さいうちは根の動きも遅いので、雨季に植栽します。この時期は特に緑化隊が大勢訪れるので、彼らの作業のメインがこの松の植栽となります。

 

(2)灌木、牧草などの種蒔き

苗木で植えるよりも効率が良い灌木や牧草の種も、雨季を狙って撒きます。ただし、雨が少ない年は「はずれ」ということで、発芽率が極端に下がってしまいます・・

 

(3)草刈り

柵で囲って家畜の食害から護られた緑化地は、植えたり種を蒔いた以外にも自然繁茂により草が生い茂ります。しかし、防風林として育てたい苗木にとって、この雑草は限られた養分と水分を奪い合うライバル。そこで、植栽苗の周りの草を刈ります。ポプラの場合は馬耕によって畦を作って根こそぎ、松は、苗の周囲直径1メートルを鎌で刈り取ります。砂漠緑化で草刈りとは、意外かも知れませんが、重要な作業です。

 

(4)剪定、間伐

ポプラや松など高木は、樹高が高くなるほど遠くまで防風効果が及びます。そのため、下に生える余分な枝を落として水分と養分を樹上部に上げて高く伸ばす剪定作業を行います。また、競い合って伸びる性質を利用して多めに植えていますが、生長の悪い苗を間引き、養分と水分を効率的に使う間伐も行います。植えた苗木全てを大きくするのではなく、土地の生産力の範囲内で適切な役割を持った樹林の形成を計るために、これらの作業は欠かせません。