砂漠緑化活動

砂漠化について

砂漠化の原因の9割近くは、土地の能力を超えた人間の生産活動です。この現実を直視することから緑化は始まります。

・砂漠化とは

1996年に発行した砂漠化対処条約において、砂漠化とは、様々な原因から土地が本来持つ生態的、経済的な力を失っていくこと、と定義されています。分かりやすく言うと、土地が痩せていくことで、砂丘が広がることはその究極の状態です。現在進行中の砂漠化の9割近くは、人間の放牧や開墾、伐採などの過剰な土地利用に起因すると言われています。そして、現在地球上の1/4の土地、人口の1/5が砂漠化の影響を受けていると言われています。

・砂漠化の原因

土地は、植物を生やす力(=生産力)を持っています。それらは、気象・気候、地理条件などで決まります。自然条件下では、それらに応じた最適な植生・生態が構成されます。しかし、超えた利用を行えば、その土地の水分と養分が奪われて、砂漠化が進みます。


(画像左)中央に見えるのが蕎麦の違法耕作畑 (画像右)生産力を越えた過放牧も砂漠化の原因


●通遼市に於ける家畜頭数の推移

大家畜
小畜
年次 ウシ ロバ ウマ ラバ ラクダ 小計 ヒツジ ヤギ 小計 ブタ
1949 29.4 10.8 1.9 0.2 0.2 42.5 5.8 6.6 12.4 31.7
1959 69.4 13.8 8.2 0.6 0.3 92.3 33.2 54.7 87.9 43.7
1969 83.0 18 20.7 2.0 0.2 123.9 73.5 41.7 115.2 47.4
1976 90.1 17.3 26.7 2.5 0.2 136.8 144.0 43.3 191.3 32.6
1982 86.5 17.0 21.9 2.2 0.1 127.7 153.4 37.8 191.2 110.7
1990 385.3 87.8 156.8 55.3 22.3 707.5 2075.0 949.0 3024 522.9
1991 376.5 89.8 154.8 58.5 20.4 699.8 2014.9 946.0 3520.7 559.8














この表を見ると、改革開放による影響で80年代から90年代初頭に家畜数が激増している様子が分かります。50年間で大家畜は約15倍、小家畜に至っては300倍という恐ろしい数になっています。ホルチンの砂漠化進行も、この家畜激増期に重なっていることは言うまでもありません。

農地のデータもありますが、農地面積は農民からの申告制で、違法耕作地は含まれていないため、データの信頼性が乏しいと判断し掲載していません。


次は、砂漠化の問題点についてご紹介します。